大村氏が「中京維新の会」 橋下氏と連携で候補擁立へ
愛知県の大村秀章知事は10日、政治団体「中京維新の会」を立ち上げ、次期衆院選で東海ブロックを
中心に候補を擁立する方針を明らかにした。既成政党と一線を画す第三極勢力の結集を目指し、橋下徹大阪市長率いる
「大阪維新の会」との連携を目指す。
大村氏は名古屋市内で記者団に「日本の国の形を変えるには、国政に足をかける必要があり、候補をそろえて名乗りを
上げる」と述べた。6月下旬に橋下氏らと会談した際に了承を得て、総務省に政治団体設立を届け出たという。
公約として、地方分権と大都市制度改革、早期の消費税増税への反対を掲げる方針。首相公選制の導入も検討し、公約が
まとまり次第、連携に向けて橋下氏らと協議を始める。
候補者は公募する方針だが、政党要件を満たすため、現職国会議員に参加を呼び掛けていることも明らかにした。自らの
衆院選出馬は否定した。
大村氏は既に政治団体「日本一愛知の会」を設立し、橋下氏の要請に応じて政治塾「東海大志塾」も開講し、約650人が
受講している。
大村氏は、愛知県と名古屋市を一体化する「中京都」を掲げ、昨年には「大阪都」実現を目指す橋下氏や河村たかし名古屋市長ら
と連携を確認した。
[ 2012年8月10日 09:25 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/08/10/kiji/K20120810003875250.html