サッカー男子 “メダル取りたい”
8月10日 7時16分
ロンドンオリンピックのサッカー男子で、日本は9日、3位決定戦の韓国戦を翌日に控えて調整を行い、
エースの清武弘嗣選手は「次の試合がこのチームの集大成なのでメダルを取りたい」と意気込みを話しました。
日本は、準決勝でメキシコに敗れ、10日の3位決定戦では、44年ぶりの銅メダルをかけて韓国と対戦します。
試合を翌日に控えて、選手たちは試合が行われるカーディフの大学の施設で最後の調整を行いました。
練習は、冒頭の15分だけが公開され、非公開となった練習では守りでの連係などを確認したということです。
日本の練習には、韓国の5つのテレビ局などが取材に訪れ、韓国での注目の高さを表していました。
日本と対戦する韓国は、初のメダル獲得を目指していて、運動量に支えられた縦に速いサッカーが特徴で、
日本の選手は、相手に走り負けることなく前からの守備でボールを奪って攻撃につなげることをポイントに挙げています。
エースの清武選手は3位決定戦に向けて、「きょうも選手だけでミーティングをして、
メダルを取って終わろうと話した。初戦のスペイン戦のように、日本らしくしっかり走って相手に
走り勝てば試合には負けない」と話しました。
そして、「次の試合がこのチームの集大成なので監督のためにもメダルを取りたい」と意気込んでいました。
“気持ちの戦いになる”
日本の関塚隆監督は、9日、韓国との3位決定戦を翌日に控えて記者会見に臨み、
44年ぶりの銅メダルをかけて韓国と対戦することについて、
「アジアを代表する2チームでいい戦いを見せて、われわれが勝利する形で終わりたい」と意気込みました。
そのうえで、「全員攻撃、全員守備をしっかりやりきりたい。残りあと1試合なので、気持ちの戦いになると思う」と話しました。
また、キャプテンの吉田麻也選手は「お互いにプレーの仕方も分かっているし、連戦で疲労もある。
最後は気持ちの強いほうが勝つと思っている」と気持ちを引き締めていました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120810/k10014189491000.html