医療向け画像加工技術を応用、世界初のマタニティモデリングサービス「天使のかたち」
http://www.youtube.com/watch?v=yOlLnCTIHKk&feature=player_embedded ファソテックは、都内の産婦人科クリニック「広尾レディース」と共同で、妊娠中のお腹の中の立体モデルを
製作するサービスを7月30日より開始しました。
現状、超音波検査で撮影した写真の提供は多くの産婦人科で行われていますが、実際に触れる立体
モデルを提供するのは、世界初のサービスとなります。
"実際に3名の妊婦の方に試して頂きました。やっぱり自分が産む前の子供がいったいどうなっているのか
というのを理解する上で、自分の体の中を実際に触って見る事ができて非常にうれしいといったことや、
産まれた後もこういうのを見て「自分のお腹の中にこういう状態で子供がいたんだ」というふうに妊娠していた
時の気持ちが蘇るという声を頂いています。"
3次元モデルは、撮影された妊婦の画像データを、「Bio-Texture」という特殊な技術で、3Dに加工後、2種
類の樹脂を同時に噴射できる3Dプリンタで、母体を透明の樹脂、赤ちゃんを白の樹脂で造形されています。
"こちらは、妊娠8ヶ月目で、まだ顔がはっきりとはしていない状態です。こちら、9ヶ月目になると、すぐにどう
いう状態かどういう姿勢か非常に分かりやすく、顔の輪郭まできちんとしているので、出産に近づいている方が
おすすめです。"
"我々は、「Bio-Texture Modeling(生体質感造形)」という医療向けのサービスを行っております。これは、
患者さん毎の骨や臓器をCTやMRIで撮影して、3次元データにするんですが、それを加工して3次元で印刷
する技術です。ほぼ生体に近いモデルを作る事ができるので、医者や医学生が、切る練習に使ったりとか、
体の構造がどうなっているのかといったことを学ぶ事ができます。こういった医療や工業に向けた技術を一般の
方にも知って頂きたいということで、スピンオフとして企画させて頂きました。"
サービスの標準価格は10万円(撮影費を含まない)です。今後は、利用者の希望によりサイズや形状をカスタ
マイズし、価格帯のバリエーションを広げる予定です。
また、Bio-Textureにより作成された3Dデータは、ケータイストラップなど、様々な商品へ応用可能です。
Don Kennedy and R.Osuga/Diginfo TV 9 August 2012
http://jp.diginfo.tv/v/12-0158-r-jp.php 関連ニュース
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