米調査会社IDCが2日発表した4〜6月期のタブレット型多機能端末の世界
出荷調査によると、米アップルが前年同期比84%増の1704万台と首位を
維持した。3月に発売した新型の「iPad(アイパッド)」が好調で、シェ
アは68.2%と、2位の韓国のサムスン電子(9.6%)を大きく引き離し
て独走している。全体の出荷台数は66%増の2499万台。サムスン電子は
前年同期比2.2倍の239万台だった。3位には、米国だけでタブレットを
販売している米アマゾン・コムが125万台で続いた。
台湾メーカーの華碩電脳(アスース)が2倍強の85万台で4位。5位の宏碁
(エイサー)は38万台で4割近く減少した。タブレットの分野では、米ネッ
ト検索大手のグーグルがアスースと共同開発した端末を7月に発売。このほか
にも今年下期は「アマゾンやアップルの新製品に加え、マイクロソフトの(新
基本ソフトの)ウィンドウズ8を搭載した製品が殺到する」(IDC)ため、
競争の激化が予想されている。(共同)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120804/bsj1208040500000-n1.htm