”熊谷商、本庄一に圧勝”
第94回全国高校野球選手権埼玉大会は17日、県営大宮球場など6球場で3回戦16試合が行われた。
昨夏準優勝の春日部共栄、春の県大会3位の春日部東、同4位の川口は4回戦に駒を進めた。
昨夏4強の本庄一、シード校の白岡と立教新座は敗れた。4回戦16試合は、21日に同球場など6球場で行われる。
浦和実―志木は、足を絡めた攻撃をみせた浦和実が勝利。春日部東―越谷西は、2点を追う春日部東が六回、
敵失やスクイズで同点に追いつき、九回、6番松尾の適時打でサヨナラ勝ちした。正智深谷―八潮南は、
小野寺の適時二塁打などで二回に先制した正智深谷がコールド勝ち。昌平―鷲宮は、昌平の正木が六回、
3点本塁打を放ち逆転すると、継投で逃げ切った。
投手戦となった庄和―小松原は、庄和が七回、舘市の三塁打で2点を挙げ、投げては佐竹、柴田の継投で無失点に抑えた。
熊谷商―本庄一は、熊谷商が中盤以降に得点を重ね、コールド勝ちした。
◇1試合3三塁打
東農大三・金子晶一塁手(3年)が、5打数3安打3打点の大活躍。その上、安打は全て三塁打で、
1試合3三塁打という珍しい記録を残した。
1、2回戦は合わせて1安打と、不振だった。「力はあるが、力みすぎてしまう」(関谷晴樹監督)という課題があった。
しかし、この日は気持ちを切り替え、「来た球に素直に合わせよう」と徹底し、これが奏功。
右中間、左中間、中越えと広角に三塁打を打ち分けた。
金子選手は「これまでは周りにカバーしてもらっていた。次も走者をかえす自分の役割を果たしたい」
と冷静に次を見据えていた。
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本庄一―熊谷商 7回裏、本庄一にコールド勝ちを収め喜ぶ熊谷商の選手(熊谷公園球場で)
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20120717-066727-1-L.jpg 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20120717-OYT8T01650.htm