14日午前8時20分ごろ、福岡市博多区博多駅前2丁目の福岡県警博多署9階の柔道場で、
同署比恵交番に勤務する男性警部補(59)が頭から血を流し、あおむけに倒れているのを同署員が見つけた。
警部補は病院に運ばれたが、死亡が確認された。
右手に拳銃が握られており、同署が自殺と事故の両面で調べている。
発表によると、警部補は同日午前8時ごろ、泊まり勤務のため博多署に出勤。
6階で制服に着替え、1階の保管庫で貸与されている拳銃を装着した後、柔道場に向かったらしい。
拳銃に装填(そうてん)された5発のうち1発が発射されていた。
道場の近くで仕事をしていた署員が「パン」という音を聞いて駆けつけたところ、
警部補が制服姿のまま畳の上に倒れていたという。
警部補は2010年3月から比恵交番に勤務しており、来春に退職予定だった。
同署の久富賢司副署長は「拳銃による職員の死亡事案が発生したことは誠に遺憾。
詳細は現在調査中」としている。
http://www.asahi.com/national/update/0714/SEB201207140017.html