SMBC日興証券(東京都、旧日興コーディアル証券)の執行役員(当時)らによる
インサイダー取引事件で、横浜地検は25日、同社の元執行役員、
吉岡宏芳容疑者(50)(東京都品川区)ら4人を金融商品取引法違反の疑いで逮捕した。
同地検によると、大手証券会社の執行役員がインサイダー取引で逮捕されるのは初めてという。
吉岡容疑者のほかに逮捕されたのは、知人で金融会社社長の
加藤(本名・金)次成(つぎなり)(66)=横浜市中区=、その長男で
会社役員加藤(同・金)大升(たいしょう)(38)=同市西区=、その知人の無職、
文元(ふみもと)正雄(60)=同市中区=の3容疑者。
発表によると、吉岡容疑者は2010年12月〜昨年2月、SMBC日興証券が
業務委託契約を結んでいた日立物流(東京都江東区)が、東証1部に上場していた
物流会社「バンテック」(川崎市)の株式公開買い付け(TOB)を行うという
情報を加藤次成容疑者に伝達。加藤容疑者らは、TOBが公表される前の同月22〜23日、
文元容疑者名義の口座でバンテック社の株20株を約240万円で買い付けた疑い。
加藤容疑者らは、公表後に株を売却し、数百万円の利益を得たという。
*+*+ YOMIURI ONLINE +*+*
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120625-OYT1T01180.htm