ロシア極東サハリン州のニュースサイト「サハリン・インフォ」は24日、
メドベージェフ露首相が来月、北方領土の択捉島を訪問する計画があると報じた。
メドベージェフ氏は大統領時代の2010年11月、ロシアの国家元首として初めて国後島を訪れており、
実現すれば、北方領土へは2度目の訪問となる。
領土問題をめぐっては、18日、メキシコで行われた20カ国・地域(G20)首脳会議で、
野田佳彦首相がプーチン露大統領と会談し協議。
メドベージェフ氏の北方領土訪問で険悪化した日露関係を仕切り直すため、
領土交渉を再活性化させていくことで一致したばかりだった。
メドベージェフ氏が択捉島を訪問すれば、ロシアの強硬姿勢を再度、日
本側に見せつけることとなり、メキシコ会談の成果に冷や水を浴びせる格好となる。
ニュースサイトによれば、メドベージェフ氏は来月2日、
今年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催地、ウラジオストクを訪れたのち、サハリン島と択捉島へ移動する。
現地では、輸送インフラや住民の生活環境などにおける会合を開く予定という。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20120625073.html