ケビン・コスナー、メキシコ湾石油流出にからむ法廷闘争に勝訴
RBB TODAY 6月16日(土)17時57分配信
ケビン・コスナーが、スティーブン・ボールドウィンとの法廷闘争に勝訴した。
ケビンと、石油除去ビジネスを営むビジネスパートナーのパトリック・スミス氏を相手取り、スティーブンとそ
の友人が英石油大手BPとの巨額契約の利益を得られなかったと訴えていた裁判で、14日(木)に双方の最終弁論が
行われ、それから2時間も経過しないうちにケビン側勝訴の判決が下された。
ケビンは「私の名前に対する名誉の方が金銭よりも価値のあるものであるため、和解には同意しませんでした」
とコメントを残した。
スティーブンと友人の両原告側は、1700万ドル(約13億4000万円)の損害賠償をニューオリンズの連邦裁判所に
求めていたが、結局敗訴となってしまった。
BPの石油掘削施設ディープウォーター・ホライゾンで発生した2010年4月のメキシコ湾原油流出事故後、同年夏に
ケビンは、自身が所有する会社、オーシャン・セラピー・ソリューションが開発した原油と水を遠心分離する装置3
2機をBP側に売却する契約を結んでいた。
それに対し、スティーブンもオーシャン・セラピー・ソリューション社に初期投資を行っていたものの、BPとの
装置販売契約の情報を得る前に同社の株を売却してしまったため、スティーブンは、その巨額取引を知らされなか
ったことで生じる、潜在的な損失分に対する損害賠償をケビン側に要求していた。
この判決に対し、原告側のジェームズ・コブ弁護士は「残念な判決です。我々原告団の方が、原告を騙したコス
ナー、スミス両氏以上に説得力のある証拠を提出したと思っておりました。陪審員の方々は事実を別の角度から見
たようですが、我々は陪審員の判決を尊重いたします」と声明を発表した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120616-00000008-rbb-ent