[ロンドン 13日 ロイター] 13日のロンドン株式市場は続伸して終了した。金鉱株が上昇し、ギリシャや
スペイン債務危機への懸念で下落した他の欧州市場をアウトパフォームした。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は10.07ポイント(0.18%)高の5483.81。
ただ、債務を抱えるスペインの銀行や、ユーロ圏におけるギリシャの先行きに対する懸念から、投資家の多くが英
国株の購入を控えており、比較的薄商いとなった。
FT100ボラティリティー指数<.VFTSE>は5.2%上昇、17日のギリシャ再選挙を前に投資家が不安を抱い
ていることを改めて示した。
経済が不透明な時の安全資産とされる金価格が1オンス=1625ドル近くにまで上昇、鉱山株のフレスニロ<FRE
S.L> は4.1%高、ランドゴールド・リソーシズ<RRS.L>も2.1%上昇した。
一方で、競合する資源大手エクストラータ<XTA.L>は5.2%安、スイスの商品(コモディティ)取引大手グレン
コア<GLEN.L>は3.2%下落した。リベラム・キャピタルが両社の合併計画に対し慎重な見方を示したことを嫌
気した。
欧州債務危機への懸念がくすぶる間は、FT100種総合株価指数が引き続き5200─5500の狭いレンジで
取引されるとみられている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120614-00000016-reut-bus_all