九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)のプルサーマル運転導入をめぐる2005年の公開討論会で九
電が「仕込み質問」や動員をした問題で、佐賀県議会は16日、原子力安全対策等特別委員会で参
考人招致した田代典久・元県原子力安全対策室副室長=既に退職=は「(仕込みや動員を)九電に
依頼した記憶はなく、気付かなかった」と述べた。
昨年11月の県の内部調査では、当時の担当職員は九電が質問者をあらかじめ用意していたことや
動員したことを知っていたと認定。
一方で、古川康知事ら県幹部の関与は否定していた。
田代元副室長は「(討論会の会場で)プルサーマルを理解している質問が多いなと思ったが、地元
だからだと思った」と釈明した。
今年1月の同委員会に参考人招致された元県原子力安全対策室長は「九電が周知以上の参加を呼び
掛けている感触があった」として、九電の動員を認識していたことを明らかにした。
ソース:産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120416/crm12041612140008-n1.htm