青森県十和田市と三沢市を結ぶ私鉄十和田観光電鉄(14・7キロ)が31日、運転最終日を
迎え、1922年9月の開業から89年間の歴史に幕を下ろした。沿線住民は別れを惜しんだ。
雪が降る中、最終列車出発前にはお別れのセレモニー。運転士や車掌に花束が手渡され、
列車が出発すると詰め掛けた人たちが「ありがとう十鉄(とうてつ)」と歓声や拍手で見送った。
乗客数のピークは1970年度の165万人。沿線には学校施設が多く通学の足となったが、
少子化の影響などで乗客数は減り続け2010年度は45万人に落ち込んだ。
4月からは路線バスに切り替わる。
同県六戸町の女性(68)は「大学時代や就職して帰省する時に必ず乗った電車。
青春時代に乗った電車がなくなるのは寂しい」と名残惜しそうだった。
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