ミャンマーからタイに逃れた難民を日本に受け入れる第三国定住の第3陣に対する面接が15日、
タイ北部メソトの国際機関施設で行われた。日本側は試験運用の3年間で90人を受け入れる予定だったが、
最終年となる今年の候補者2家族10人を含めて計55人にとどまる見通し。
政府は近く、来年度以降本格実施に移るか試行を続けるか方針を決める。
この日面接を受けたのはこのうちの9人で、いずれもミャンマーの少数民族カレン族。
法務省の担当者が「最悪の場合、日本へ行けなくなることもあるので、うそはつかないでください」などと
注意事項を説明し、家族ごとに移住の意思確認などを行った。
試験運用の初年度は5家族27人が日本に移住したが、
2年目は最終段階で辞退者が出るなどして4家族18人に減少した。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が希望者を募るが、海外移住を求める人の数自体が減少傾向にあるという。
第1陣として来日した難民の中に、日本での生活に適応できない人も現れた。
こうした情報が難民キャンプ内に届いているという。法務省担当者は
「既に移住した人たちが適応できるよう努力するとともに、
キャンプ内の人に制度のことをよく知ってもらうことが大切」と話した。
ソース:時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012021500549 ※依頼がありました。