韓国政府は7日、青少年を中心に利用される娯楽施設「マルチ部屋」が、性
行為など青少年の「脱線行為」を助長しているとして、19歳未満の立ち入
りを禁止する改正案を公表した。複数の韓国メディアが報じた。
「マルチ部屋」は、ネットカフェとゲームセンター、カラオケ、個室ビデ
オなどの複合施設で、3年ほど前からソウル市内の若者層が多い街を中心に
急速に広がった。
当初は「健全な娯楽施設」として設けられたが、その後はベットやシャワ
ーなどが整えられ、青少年たちが喫煙と飲酒、特に性行為をする「秘密部
屋」として愛用されるようになった。
韓国政府は「マルチ部屋」について、青少年の健全な成長に悪影響を及ぼ
す場所とみて、19歳未満青少年の立ち入りを禁止する「映画およびビデオ
の振興に関する法律」改正案を公表した。
元の法律上では、19歳未満の個室ビデオ立ち入りは禁じられているが、「
マルチ部屋」はカラオケとゲームなどの娯楽を合わせた「複合流通ゲーム
提供業」と指定されていたため、青少年の立ち入りが許されていた。
韓国メディアは、政府の改正案は深刻化する「青少年の性問題」への解決
策だとの見方を示した。
韓国女性政策研究院の発表によると、中高生の性経験率は昨年比0.4%増
の3.6%と調査されたが、実際には遥かに上回るという指摘もある。
(編集担当:永井武)
ソース:サーチナ
http://n.m.livedoor.com/f/c/6264090