【不景気】 全員解雇に従業員らどん底 山口 [11/12/14]

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12日に発表されたシルトロニック・ジャパン光工場(光市)の閉鎖。全員解雇の方針は従業員やその家族を
不安のどん底に突き落とした。同社は転職支援に尽くすとしたが、従業員は「再就職先は見つかるのだろうか」。
中国地方でも企業の撤退や縮小が相次いだ今年、513人の従業員たちは厳しい年の瀬を迎える。

「まったくの寝耳に水。再就職先のあてはないし、家のローンもまだ残っている…」。妻と幼い3人の子どもを
抱える男性社員(37)は肩を落とす。先月、3人目の子どもが誕生したばかり。直後の解雇通知に「会社は就職先を
あっせんするというが…。妻にも働いてもらうことになるかもしれない」と話した。

同社の従業員の平均年齢は39歳。働き盛りの世代も多いとみられる。「師走に工場閉鎖の知らせを聞くなんて…。
モチベーションも下がる」。光市の男性社員(32)はため息交じりに「10年以上働いてきたのに。これから就職先を
探すのはつらい」ともらした。

新興国の台頭や不況の波に翻弄(ほんろう)される日本の製造業。東日本大震災や超円高が直撃した今年は
先端産業の動向も見通しがきかない状況が続いている。

中国地方でもプリント基板製造装置などを製造する石井表記(福山市)がシリコンウエハー製造から撤退、
子会社の従業員約200人を解雇。三洋電機コンシューマエレクトロニクス(鳥取市)も親会社の再編に伴って事業を
縮小する予定だ。

そして今回のシルトロニック・ジャパン光工場閉鎖と工場の全従業員解雇。人口約5万4千人の光市にとっても
約500人規模の解雇は市政を揺るがす大きな衝撃だ。

市川熙市長は幹部を集めて緊急会議を開き、従業員の雇用対策に全力を挙げるよう指示した。だが、「年末年始は
目の前。従業員のみなさんやその家族にどういう言葉をかけていいのか…」と頭を抱えた。

ソース:中國新聞('11/12/13)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201112130045.html
画像:2012年5月に閉鎖することが決まった、シルトロニック・ジャパン光工場から帰宅する社員たち。
    一様に険しい表情を見せた(12日午後5時10分、撮影・神田 真臣)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn20111213004501.jpg