Q この名前を復活させた理由を A ミラージュは、初代がオイルショック直後の1978年に誕生したが、当時のコンセプトが、"省燃費で小回りがきく" というもの 今度のミラージュは、小型・低燃費・低価格がコンセプト。つまり今回やりたかった事が、初代ミラージュと同じだった と言って過言ではない。そういう理由で付けた
Q 低価格、と言うが、具体的には? A それはまだ発表出来ないが、"安いよね、この車" と思ってもらえる価格になるはず Q 低価格に出来たのは、製造コストを下げたから? A 低コストでという事は、開発の最初から有って、もう、詰められる所は徹底して詰めた Q 具体的にはどんな所を、どのように? A ブラットフォームから新開発したので、例えば高張力鋼板を適材適所に使い、部品点数を減らせたりとか Q 乗ってみて安っぽいと感じる所は有る?例えば音とか振動とか… A 安かろう悪かろう、という事は決してない。走りの品質に関する部分はきちんとやってる
Q 次に低燃費に関して、コスト制約が厳しい中、燃費を向上させる為に具体的にどのような事を? A 軽量化と空力は徹底的にやった。特に空力は、1度設計しちゃえば(生産には)コストがかからない部分だから(笑) Q 例えば、空力が良いって見て分かるのはどの辺? A リアバンパの角。プリウスもこういう形だが、横を流れる空気が車体後方で巻き込むのを抑制する 同じ理由でCピラーの面の形状とか、それからルーフスポイラー。この大きさ、この形が効果を発揮する あとサイドスカート。これもかなり効く Q なるほど、単にスポーティに見せる為のエアロパーツじゃないんだ A こういう部分ももっと客に話しなきゃね
Q ドライブトレインに関しては? A エンジン(1.0Lの3気筒MIVECエンジン)は小型軽量化と、摩擦の低減。あと新世代CVT Q 新世代CVTとは、これまでとどう違う? A それはまだ秘密(笑) Q 変速機はCVTのみ?MTは? A 日本ではCVTのみ。このクラス、MTは数が出ないので…
Q ミラージュといえば、サイボーグが有名だったよね。今回そんなスポーツグレードは? A 予定してない。と言うのも、スポーツモデルを作ろうとなると、基本の設計段階からそういう事も考えてやる必要が有る 出来上がったものに、何かを付けたりとかで作れるものじゃない。今回は、スポーツグレードの追加を考えてないから、難しい Q 残念。これは、基本からしてそういう車ではないと。ところで話を聞くと、これはコルトの後継というより、全く別種の車に思える でもコルトはやめちゃうんですよね。もったいないと思わない? A コルト、まだ有るけど(笑)。でもまあ発表からもう9年だから、車体設計が旧くなるというより、新鮮味を保つという面で難しい… コルトは、"クラスを超えた上質"を目指し開発した車。客の中にも、コルトばかり5台も乗り継いでいる人もいる が、"いい車だから売れる" とは限らないから…