八尾観光開発(株)(資本金4億5000万円、富山市八尾町深谷京ヶ峰10、代表谷浦善博氏、従業員3名)は、12月5日に東京地裁へ
民事再生法の適用を申請し、同日、保全命令と監督命令を受けた。
申請代理人は西村國彦弁護士(東京都千代田区内幸町1-1-7、電話03-5511-4400)ほか5名。監督委員には小林克典弁護士
(東京都千代田区麹町4-2-1、電話03-3234-2941)が選任されている。
当社は、1988年(昭和63年)9月設立のゴルフ場運営会社。富山県の活性化を目的に、日医工(株)〈東証1部〉等県内有力企業等の
出資により、94年5月に富山市内に「八尾カントリークラブ」(18ホール、パー72)をオープンし、2003年12月期の年収入高は
約4億2700万円を計上していた。
しかし、業界環境の悪化から2002年に10年間の預託金の償還を延長。債務超過のため、金融機関からの借り入れも難しく
日医工(株)の関係会社で当社の株主でもある(有)タムラ(富山市)からの資金援助を得るなどしていたが、預託金の返還請求訴訟で敗訴。
来年1月に迫った預託金償還のメドが立たず、今回の措置となった。
負債は、2010年12月末時点で約98億8900万円。
なお、スポンサーとして、(有)タムラから、資金支援を受ける予定。
債権者説明会は、12月12日(月)午後6時から、八尾町コミュニティーセンターホール(富山市八尾町井田126)で開催予定。
▽ソース:帝国データバンク (2011/12/05)
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3540.html