>>1 馬頭城 松の廊下 刃傷事件
浅野内匠馬鹿頭「チュウ野介殿。お願いでござる。今一度、なにとぞ今一度、お教えくだされ」
小林チュウ野介「何度お教えしたら、お解りになるのか。これでは大事な納税の義務が勤まりますまい」
浅野内匠馬鹿頭「なにとぞ・・・なにとぞ、このとおりでござる。この浮世絵は本物でござるか?」
小林チュウ野介「人の袖の下などとらえ、いまさら何の泣き言を・・・作法知らずにも困ったものだ。お放しなされッ、ええッ、放さぬか・・・」
浅野内匠馬鹿頭「うぬ・・・おのれっ」
小林チュウ野介「馬鹿頭殿、その格好は何でござる。このチュウ野介を斬るおつもりか?! 殿中で刃を抜けば家は断絶、その身は切腹でござるぞw 切れるものなら、さあお斬り召され!」
浅野内匠馬鹿頭「ぬうう・・・もはやこれまで・・・。このインチキ鑑定士、覚悟!」
小林チュウ野介「うわあ・・・馬鹿頭殿が乱心なされたぞ」
浅野内匠馬鹿頭「逃げるとは卑怯! この詐欺教授、待てぃ!」