広島市中区の印刷会社役員谷口忠男さん=当時(64)=と妻英子さん=当時(61)=が
お好み焼き店2階の自宅で刺殺された事件で、谷口さん夫婦の後頭部に鈍器で殴られた痕が
あることが20日、捜査関係者への取材でわかった。
広島中央署捜査本部は、殺人容疑で逮捕した住所不定、無職竹中誠司容疑者(24)が
盗み目的で谷口さん宅に侵入したとみており、鈍器で殴った後、1階台所にあった文化包丁で
背中などを執拗(しつよう)に刺して殺害した可能性があるとみて調べている。
捜査関係者によると、谷口さんの頭には複数回殴られた痕があった。包丁は遺体のそばに
落ちていたが、鈍器は見つかっておらず、竹中容疑者が持って逃げたとみられる。
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