東日本大震災の災害復旧のため高速道路の通行料金が無料になる偽の証明書を使い、
高速道路の料金を支払わなかったとして、大阪の建設会社の役員が詐欺などの疑いで
警察に逮捕されました。
逮捕されたのは、大阪・西成区の建設会社役員、新井広宣容疑者(48)です。警察の
調べによりますと、新井容疑者は、先月、東日本大震災の災害復旧のため高速道路の
通行料金が無料になる偽の証明書を使って、東京から大阪までの普通乗用車の料金
2万2000円余りを支払わなかったとして、詐欺などの疑いが持たれています。
新井容疑者は、ことし4月、被災地で仮設住宅の建設に携わるとして、大阪府から正規の
手続きで発行を受けた証明書をカラーコピーするなどして悪用したということです。この
証明書は、高速道路を無料で通行するとその都度、出口の料金所で回収されるもので、
新井容疑者の会社の名前が書かれた偽の証明書は、料金所から20枚余り見つかって
いるということです。
調べに対して新井容疑者は「少しでも会社の利益を上げようとやった。プライベートでも
使った」と容疑を認めているということです。
東日本大震災の災害復旧を巡る高速道路の無料制度を悪用したとして、警察が摘発した
のは初めてです。
ソースです
NHK NEWSWEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111114/t10013960511000.html