農協 県は東電に損害賠償要求を
11月17日 19時1分
福島市大波地区の水田で収穫されたコメから、国の暫定基準値を超える放射性セ
シウムが検出されたことを受けて、福島県農業協同組合中央会は、福島県に対し、
出荷停止や風評被害による損害の賠償を東京電力に求めるよう要請しました。
この問題を受けて、福島県農業共同組合中央会の庄條徳一会長は、17日、福島県
の鈴木義仁農林水産部長と会い、要請書を提出しました。要請書では、出荷停止や
風評被害によるすべての損害が賠償されるよう東京電力に働きかけることや、農協
が行う自主検査を全面的に支援することなどを求めています。これに対し、鈴木部長
は「県全体の信頼に関わる重大な問題であり、最大限、取り組んでいきたい」と述べ
ました。要請のあと庄條会長は取材に対し「残念という以外にない。その代償は東京
電力に請求し、被災農家を守っていきたい」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111117/k10014032211000.html