http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111116-OYT1T00088.htm ES細胞臨床試験、先頭走る米ジェロン社が撤退
ES細胞(胚性幹細胞)を用いた世界初の臨床試験を行っている米バイオ企業のジェロン
社(本社・カリフォルニア州)が15日、再生医療事業から撤退する方針を発表した。
様々な種類の細胞に変化できるES細胞やiPS細胞(新型万能細胞)は、日本でも実用化
を目指した臨床研究が計画されているが、先頭を走る同社の撤退で、事業化の難しさが浮
き彫りになった。
同社は、神経になる細胞をES細胞から作り、脊髄損傷の患者に移植する臨床試験を、昨
年10月から進めている。同社は撤退の理由を、「がん関連事業に経営資源を集中するた
め」とし、ES細胞関連の事業を引き受ける企業を探している。
(2011年11月16日03時03分 読売新聞)