日本赤軍による1974年の「ハーグ事件」と77年の「ダッカ事件」に関与したとして、
殺人未遂罪やハイジャック防止法違反などに問われた元日本赤軍メンバー西川純被告(61)に
ついて、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は12日付で、被告の上告を棄却する決定をした。
無期懲役とした1、2審判決が確定する。
1、2審判決によると、西川被告は日本赤軍メンバーと共謀し、74年9月に
オランダ・ハーグの仏大使館を占拠、警官2人を銃撃して重傷を負わせた。
77年9月には日航機をハイジャックしてバングラデシュのダッカ空港に着陸させ、
日本政府に勾留中の同メンバーらを釈放させるなどした。
西川被告はハーグ事件などで公判中の75年、日本赤軍がマレーシアの米大使館を
占拠した事件を受けた超法規的措置により釈放され、審理が中断。97年にボリビアで
身柄を拘束され、98年6月から審理が再開した。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110913-OYT1T00831.htm