【機密漏えい】羽田の管制官、米大統領機や米軍無人偵察機の機密情報をブログにアップ 国交省、調査開始

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羽田の管制官 米大統領機や米軍用機の機密情報流す 国交省、調査開始
2011.9.9 16:53

 羽田空港の50代の男性航空管制官が、米大統領専用機「エアフォースワン」や米軍用機の
飛行計画など機密情報をインターネット上に流出させていたことが9日、分かった。現在は
すでに削除されているが、国土交通省航空局は「問題を重く受け止めている」として、本格
調査を始めた。

 航空関係者によると、流出した情報は「フライトプラン(飛行計画)」と呼ばれるもの。
昨年11月にオバマ大統領が来日した際、搭乗していたエアフォースワンの飛行中に、管制官が
コンピューター端末機から引き出した上、カメラで撮影し個人のブログにアップしたとみられる。

 プランには、午前9時10分(世界標準時)にソウルの軍事基地から出発し、遠州灘などを
経由し、午前10時32分(同)に羽田空港に到着するまでの詳しい経由地と通過時間を記載。
巡航高度のほか、搭載されている無線設備の標識なども書かれてあった。

 飛行後に公開されたとみられるが、航空関係者は「安全確保という点で、事前にテロリストに
渡った場合は言うに及ばず、事後であっても次回どのような飛行ルートを使うか推測できる点で
問題だ」と指摘する。

 また今年3月、東京電力福島第1原発事故発生後に、データ収集するためグアムから
飛び立った米軍無人偵察機「グローバルホーク」の情報も流出。同様に運航経路や高度などが
記載されていたほか、現在地が記されているレーダー情報もあった。日米両政府は現在まで、
偵察機から撮影された映像すらも公開していない。

 この管制官はほかにも、業務中に入手したとみられる管制情報や、日本の政府専用機の
機体なども撮影し、公開していた。

 国交省航空局は今月8日、男性管制官を聴取した上で、ほかに関係者がいないか、フライト
プランの管理体制がどうなっていたかを詳しく調べているという。

 フライトプランは航空法により、事前に管制機関に通報する必要があるが、軍用目的などの際は
通報義務から除外される。民間航空機のプランは航空会社の担当者も把握できるが、政府や軍の
情報は管制官しか見ることができない。

 管制官をめぐっては今年7月、短文投稿サイト「ツイッター」で施設内見学ツアーを企画、
実施していたことも明らかになっており、省内で再発防止のための検討会を発足させていた。

ソース MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110909/crm11090916540015-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110909/crm11090916540015-n2.htm