県内の被災地で、早くも仮設住宅の防寒対策が始まっている。プレハブ外壁の断熱材を
厚くしたり、窓や玄関の扉を二重にしたりして備えるほか、ストーブなど暖房器具も配っている。
山沿いに約400戸の仮設住宅が並ぶ宮古市田老の「グリーンピア三陸みやこ」。夫と2人で
住む大棒(だいぼう)レオ子さん(63)は8月末にコタツの電源を入れた。住んでいた沿岸の
集落は津波で流された。その集落と比べて標高が高く、朝晩は冷え込む。
壁の断熱材を厚くする工事は9月に入って終わった。窓も二重構造になった。「少しは安心だけど、
ここは雪が胸まで積もるし、冬はどれだけ冷えるか……」
県建築住宅課によると、県内の仮設住宅の半数、7700戸はプレハブメーカーが造った。
住宅メーカーの寒冷地仕様の仮設住宅と比べて、断熱材の厚さは5センチと半分。玄関も引き戸
タイプで機密性は劣る。
このため、県はプレハブメーカーの仮設住宅の耐寒工事に着手。断熱材を厚くするほか、窓に加え、
玄関の外側に新たに覆いを作って扉を二重構造にしている。9月末までに終える予定だ。
民間支援団体から提供された暖房器具も市町村を通じて配布される。5月の入居時に石油ストーブを
配った田野畑村のほか、大槌町でも8月末に配った。
田野畑村の田野畑中学校の敷地内にある仮設住宅で暮らす大森金吉さん(78)は「ここは高台に
あるから、一冬過ごしてみないと、どの程度の寒さになるかは分からない」と話す。
ソース:asahi.com
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001109070004 依頼がありました
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1313935377/90