Androidアプリケーションを装ったZeus関連の不正なアプリや、ウイルス対策ソフトに見せかけた悪質なアプリが出現した。
(2011年07月15日 13時39分)
日本をはじめ世界各国で猛威を振るったマルウェアの「Zeus」が、Androidを標的にし始めたようだ。セキュリティ企業のKaspersky LabsやSophosは、
Androidアプリケーションを装ったZeus関連の不正なアプリケーションが出現したと伝えた。
Kasperskyによると、モバイル版のZeusはこれまでにSymbian、Windows Mobile、Blackberryを狙ったバージョンが確認されていたが、新たにオンライン
バンキング用のセキュリティツール「Trusteer Rapport」のAndroid版に見せかけた悪質なアプリケーションが、Zeusに関係していることが分かったという。
ただしAndroid版のZeusの機能はまだかなり原始的だと分析している。
この悪質なアプリケーションについてはSophosも、Zeusに感染したコンピュータのボットネット・ネットワークを操る悪質なWebサイトとの関係を突き止めた
と伝えた。
これとは別にSophosは、Kaspersky Labsのウイルス対策ソフト「Kaspersky Antivirus 2011」に見せかけたAndroid版のマルウェアを発見したと伝えている。
このマルウェアはKasperskyに似せたアイコンを使い、アプリケーションを起動すると、バックグラウンドでSMSメッセージを傍受して攻撃者が開設した
Webサーバに送信しようとするという。
現時点でまだ、このマルウェアは試験段階にあるとみられるが、次は実際に悪質な機能を持ったバージョンが出てくる可能性があるとSophosは予想。
ウイルス対策ソフトを装ったマルウェアはAndroidでも拡大傾向にあるようだと分析している。
ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1107/15/news046.html 依頼がありました。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1308574921/370