宮城県の被災地の仮設住宅で、高齢者の孤独死が相次いで明らかになった問題で、
高齢者だけでなく、働き盛りの40代の男性も亡くなっていたことが、新たに分かりました。
医師は、長引く避難生活などによるストレスや心労が背景にあるとして、幅広い世代の被災者に
警鐘を鳴らしています。
この問題は、宮城県の被災地の仮設住宅で、高齢者の孤独死が相次いで明らかになったもので、
このうち名取市では、独り暮らしの81歳の女性がトイレで倒れて亡くなっているのを、
訪ねてきた親戚が見つけました。さらにNHKが調べたところ、高齢者だけでなく、
先月29日には、石巻市の仮設住宅で49歳の男性が亡くなっていたことが、
新たに分かりました。男性は妻と子ども2人の4人暮らしで、避難所で1か月ほど
生活したあと、亡くなるおよそ3週間前に仮設住宅に移りました。男性は、外出先から
自宅に戻ったあと、横になっていましたが、返事がないため、家族が様子を見に行ったところ、
呼吸をしていない状態だったということです。病院に運ばれましたが、すでに
亡くなっていました。死因は不整脈とみられています。家族によりますと、男性は、
震災のあと、めまいなどを訴えるようになり、血圧が200まで上がることも
あったということです。
*+*+ NHKニュース +*+*
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110712/k10014141781000.html