◇被爆地で開く意義 明示できず
広島市で2020年夏季五輪の開催を目指したヒロシマ五輪招致構想は、5月の招致検討
委員会で断念する方針を決め、松井一実市長が6月13日、日本オリンピック委員会(JOC)に
伝え、正式に幕が下ろされた。秋葉忠利・前市長の構想発表から1年8カ月。
頓挫した最大の理由は、肝心の市民に賛同が広がらなかったことだ。招致活動は、被爆地開催
という「平和五輪」の理念を強調したが、世界最高峰のスポーツ大会を開くという自覚を欠き、
五輪そのものの魅力を十分にアピールできなかった。
◇20年「核」廃絶へ相乗効果狙う
そもそも、この構想はトップダウンで始まった。09年10月、当時の秋葉市長と田上富久・長崎
市長が、広島、長崎両市共催による20年五輪招致を唐突に発表した。その後、「1都市開催」
という五輪憲章の原則から長崎市は共催を断念し、広島市単独での招致検討に切り替えた。
広島市長が会長を務めるNGO「平和市長会議」は、被爆75年に当たる20年を核兵器廃絶
の実現目標として掲げていた。「招致検討をすれば、(核廃絶の)世界的機運は高まる。五輪を
同時に掲げて努力することで、20年までに(核廃絶を)実現できる可能性がある」。
秋葉前市長は招致検討発表の際にこう述べ、昨年の原爆の日(8月6日)に読み上げた平和宣言
でも五輪招致に触れるなど、並々ならぬ意欲を示した。
「被爆地五輪」が、賛意を得やすいコンセプトだったのは確かだ。賛同する自治体でつくる招致検討
委員会には、大阪市など国内26自治体が名を連ねた。JOCにとっても、世界にアピールでき、
招致レースが盛り上がるという算段があったのだろう。「平和の理念はスポーツ界にも共通する」
(竹田恒和・JOC会長)など歓迎の声が相次いだ。私も被爆地での「平和の祭典」は世界的に受け
入れられるのでは、と一時は考えた。
しかし、広島市民に浸透させられなかった。開催に伴う巨額負担に広島市が耐えられるのか。
94年の広島アジア大会開催に伴う都市整備は財政悪化を招き、03年に出された「財政非常事態
宣言」は継続されたままだ。その宣言を出した秋葉前市長が、アジア大会と比べようもない巨費が
必要な五輪招致に乗り出したことは、政策の整合性を問われるものだった。
>>2に続く
http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20110628k0000m070148000c.html
◇財政計画は机上の空論
不信を決定的にしたのは、10年9月に市が発表した基本計画案だ。地元負担を52億円に
とどめる一方、開催経費の約2割に上る1000億円近くを寄付で賄うという財政計画は、机上の
空論という印象が強かった。経費を抑えるため、競技施設の大半を仮設としたことには、スポーツ関係者
から「世界最高の舞台を用意するのが開催都市の役目では」などと批判が噴出。ホテル不足のため
大阪や福岡まで観戦者の宿泊地として想定した。その後、広島市は6931億円の経済効果が
あると発表したが、後講釈としか思えなかった。
基本計画案発表後、複数のメディアによる世論調査で、五輪招致に反対する市民が多かった。特に、
五輪招致運動によってヒロシマの存在感をさらに高めようとしたのだろうが、被爆者の間で否定的な
意見が少なくなかったのは誤算だったかもしれない。
放射線物理学の専門家である葉佐井博巳・広島大名誉教授(80)は原爆投下の翌日、郊外から
市内に戻って被爆した。「広島が『世界で最初に原子爆弾が落とされた地』から『五輪が開催された地』
にすり替わってしまう。ヒロシマが五輪にのみ込まれてしまっては、これまでの平和や核廃絶の努力が
報われない」。そう懸念し、招致反対の市民運動の先頭に立った。被爆者の賛同すら得られない
ヒロシマ五輪はありえないだろう。
秋葉前市長は今年1月4日、4選不出馬を突然表明し、「五輪招致の判断は次に委ねる」と
述べた。「投げだした」としか感じられなかった。案の定、市長選で五輪招致は主テーマにならなかった。
松井新市長が就任2カ月で早々と五輪問題に決着を付けたのは、負の遺産を引きずらないと
いう意思表示だろう。
秋葉前市長は在任中に平和市長会議の加盟都市数を10倍に増やすなど、強い発信力を
誇ったが、五輪問題では思う通りにはならなかった。
広島市民は、パフォーマンスよりも地に足を着けた核兵器廃絶への歩みを選択したのだと思う。
平和記念公園には、核兵器廃絶が実現した時に消される「平和の灯」が燃え続けている。
ヒロシマが心血を注ぐべきなのは、五輪の聖火をともすことではなく、「平和の灯」を一年でも
早く消すことだろう。(広島支局)
3 :
名前をあたえないでください:2011/06/29(水) 21:02:34.22 ID:6R3O9sMJ
頑張れ東京w
これはざまあ
東京もさっさと断念してくれ
無駄金使うな
都民で賛成してるのは低所得層と生産性のないジジババとガキばっかりだぞ
5 :
サヨク脳:2011/07/01(金) 04:08:14.05 ID:EvPb3fy8
東京五輪 = 悪い五輪
ヒロシマ五輪 = 良い五輪
オリンピックに幻想を抱いてる世代とか困り者だわ
7 :
名前をあたえないでください:2011/07/02(土) 15:04:28.09 ID:gV+2zZRh
圧倒的知名度で間違いなく当選なのに
8 :
名前をあたえないでください:2011/07/03(日) 07:46:22.61 ID:jFmntMgE
9 :
名前をあたえないでください:2011/07/12(火) 15:08:21.25 ID:ZfahVSfS
↑
妄想ばっかのサイトだな w
10 :
こんなヒロシマじゃ・・・:2011/07/16(土) 17:03:52.73 ID:a6K2j6Te
★釈放後またわいせつ…広島県警が非公表★
通勤中のバス車内で小学生女児の下半身を触ったとして、
強制わいせつ容疑で逮捕された広島県警情報管理課主事・村木茂康容疑者(25)が、
一度釈放され、別の強制わいせ
つ容疑で再逮捕されていたことがわかった。
県警は再逮捕を公表しておらず、「捜査に影響があると判断して発表しなかった。
問題はない」としている。
県警監察官室によると、村木容疑者は5月27日朝、
広島市中区を走行中の路線バス内で、 小学2年女児(7)の下半身を触ったなどとして、
強制わいせつ容疑で現行犯逮捕された。
しかし、事件を伝えるテレビニュースを見た女児の親が
「報道され、被害届は出さない」と拒否したという。
県警は、このままでは立件が難しいと判断。
村木容疑者を同日午後10時20分頃に釈放、すぐに別の女児に対する強制わいせつ容疑で再逮捕した。
翌28日、同容疑で地検に送検した。
県警は被害届が出た後も、再逮捕の事実を公表していない。
同室は「報道されると被害届が撤回される可能性もあると考え、捜査に支障が出ると判断した。
容疑者が警察職員だから発表しなかった訳ではない」と言い訳した。
(2011年6月9日12時05分)
▽ソース:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110609-OYT1T00409.htm
フクシマがあるからな
ヒロシマナガサキ被害者ゴネ得ボーナスポイントは一気に価値下落