☆性被害57%「顔見知り」 政府初の電話相談結果☆
[2011.6.24 07:51]
内閣府が2〜3月、政府として初めて性暴力被害に対応した無料電話相談「パープルダイ
ヤル」で、「1年以内の強姦(ごうかん)・強制わいせつ」は540件あり、うち57%が「加害者
は顔見知り」としていることが分かった。内閣府の専門調査会で報告された。
なかなか被害を訴えられずに心身に不調をきたす女性も多く、直後に専門家に相談できる
態勢や、精神的なケアもできる拠点づくりが急がれる。
パープルダイヤルは、2月8日から東日本大震災をはさんで3月27日まで原則24時間で
実施。性暴力やドメスティックバイオレンス(DV)を中心に約2万件の相談が寄せられた。
このうち、1年以内に強姦・強制わいせつの被害に遭った「急性期」は540件。10代が15%、
20代が27・8%だった。加害者で最も多かったのは「職場関係者ら知人」34・4%で、「家
族」14・1%▽「交際相手・元交際相手」5・6%▽「配偶者・元配偶者」3・3%−と続いた。こ
れらを合わせると57・4%で、「知らない人」の15・7%を大きく上回った。残りは無回答と不明。
約220件を、被害者支援団体や法テラス、医療機関などの相談窓口に紹介した。急性期以
外の強姦・強制わいせつ、セクハラ、ストーカーなどの被害相談は1536件。「顔見知り」の
加害者が8割近くに上った。
一方、DV被害相談は約9千件。10〜70代から寄せられ、暴力を振るわれ続けた期間は、
5人に1人が「16年以上」で最多。男性からの相談は1814件、外国人からは978件だった。
▽ソース:MSN産経
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110624/trd11062407510002-n1.htm