☆高齢者「見守り」スタート 和束町内50店が協力☆
商店などが主体となる「高齢者見守りたい」活動がこのほど、京都府和束町でスタートし
た。現在、町内50店が協力している。呼び掛けた町社会福祉協議会は「普段の声掛けや
宅配などで気付いた情報を共有し、問題の早期発見、対応につなげたい」としている。
和束町の高齢化率は31・6%(4月1日現在)で、全1749世帯のうち、一人暮らしの高齢
者や65歳以上の夫婦世帯が21・5%を占めている。日常的に高齢者と接する機会の多い
商業者の力を借りようと、町社協が商工会商業部の協力を得て始めた。
協力店は食料品販売や電気工事店、ガソリンスタンドなど。活動のPRも兼ねたステッカー
やマグネット、緊急連絡先を記したカードが協力店に配られている。町社協によると、「ステ
ッカーを見ると安心する」などの声が寄せられているほか、実際に協力店関係者が住民か
らの連絡を受けて高齢者を保護したケースもあったという。
ただ、活動はあくまで日常業務の延長。見守り体制には限界もある。協力店の一つで、和
束町釜塚でスーパーを営む井上勝司商工会商業部長(60)は「買い物に来られるのはごく
一部で、配達も少量だからと遠慮するケースがある。声掛けを含め、こちらから何か必要な
物はないか出向いていく仕組みが必要」と話している。
【 2011年06月22日 11時03分 】
▽ソース:京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110622000037 ▽画像:買い物に来たお年寄りと話す「高齢者見守りたい」協力店のスーパー店員(和束町釜塚)
http://www.kyoto-np.co.jp/picture/2011/06/20110622110210watup.jpg