☆機長の訓練漏れ、直前に発覚…JAC2便欠航☆
日本エアコミューターは17日、男性機長(63)が、国の基準で年1回義務づけられている訓
練を受けていなかったとして、出雲―大阪(伊丹)の往復2便を欠航させた。
社内調査で別の男性機長(63)も訓練を受けていなかったことが判明。機長2人は訓練漏れ
の状態で計647回乗務し、約481時間操縦していた。国土交通省大阪航空局は「訓練や管
理の体制に問題がなかったか報告を求める」としている。
同社によると、2人が受けていなかったのは、63歳以上のパイロットが定期訓練とは別に受
ける付加訓練。フライトシミュレーターを使い、機体故障など緊急対応を約1時間半、訓練す
る。
この日、訓練記録をチェックしていた同社担当者が、出雲発大阪行きの便に乗務する予定の
機長が、昨年11月に受けるべき訓練を受けていないことに気付いた。同社は2便の欠航を決
め、乗客計30人は後続の便に乗り換えた。もう一人の機長はこの日、休暇中だった。
同社総務部は「お客様に迷惑をかけ、おわびしたい。原因を究明して再発防止策を考える」とし
ている。
(2011年6月17日23時18分)
▽ソース:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110617-OYT1T01158.htm