地球から1350光年ほど離れた天体で、かんらん石という鉱石の結晶の雨が
降っているらしいことがわかった。かんらん石の純度の高い結晶はペリドットと
呼ばれる宝石で、実際に見られれば、かなり豪華な眺めだ。
米航空宇宙局(NASA)が発表した。
かんらん石は宇宙にありふれた鉱石。遠方の銀河にも存在することがわかっているが、
NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡が、オリオン座にあるHOPS―68という天体を
観測したところ、かんらん石の結晶に特有の光を観測した。
このような結晶ができるには、かんらん石が一度、かなり高温になったあと
冷やされなければならない。研究チームは、天体から噴き出す高温のジェットで
熱せられたかんらん石が遠方まで吹き飛ばされて低温で結晶化し、再び天体に向けて
降っているとみている。
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http://www.asahi.com/science/update/0604/TKY201106040120.html