岡山市の高谷茂男市長は26日、
同市内で起きた母親による長女への逮捕監禁致死容疑事件に関し、
市の児童相談所「こども総合相談所」の対応が適切だったかを市社会福祉審議会
・児童処遇部会(5人)で検証することを明らかにした。
同部会は、東條光彦岡山大大学院教育学研究科教授を部会長に、
学識者、病院長、弁護士らで構成。
長女の通っていた学校から情報提供を受けながら、
児相が「緊急性は低い」と判断したことが適切だったのか―などを早ければ6月上旬から検証する。
定例会見で高谷市長は事件について、
「本市として関わってきただけに誠に遺憾。
事件が起きた以上、対応が不十分と言われても仕方がないかもしれないが、
二度と起きないようにどうすればいいか、
しっかり検証したい」と話した。
市長はまた、サッカーJ2のファジアーノ岡山の専用練習場整備をめぐり、
市が岡東浄化センター(東区升田)を候補地として地元に打診したことについて
「交渉段階なので細かいことは言えないが、地元などの了解が得られれば早く報告したい。
市民や経済界からも大きな支援をいただきたい」とした。
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2011052612422531/