サルやシカなどの駆除について検討する伊那市有害鳥獣対策協議会が
24日、伊那市で開かれました。今年度はくくりわなによる捕獲を充実する
ことなどを確認しました。
総会には、協議会を構成している伊那市やJA、猟友会など関係する団体の
代表ら40人が出席し、今年度の事業計画などを決めました。今年度の
取り組みでは、くくりわなによる捕獲の充実を図るほか狩猟免許取得者の
確保に向けた講習会の実施などを計画しています。
伊那市では、今年度、捕獲奨励金の充実を図っていて、ニホンジカでは
4000円から5000円に、ニホンザルは5000円から6000円に増額しました。
また、免許取得や更新の補助金も充実させています。
報告によると、有害鳥獣による平成22年度の農作物への被害量は284トンで
被害額は前年度よりおよそ1200万円多い5300万円に上りました。捕獲量は、
ニホンジカが914頭、イノシシが241頭、ニホンザルが125匹などとなっていて
いずれも前の年を上回っています。
今年度は、ニホンジカ1500頭、ニホンザル300匹、イノシシ250頭などの
有害鳥獣駆除を計画しています。
【いまない・ドットコム】
http://inamai.com/news.php?c=seiji&i=201105242019180000043178