☆小中高3教諭懲戒、飲酒運転や体罰で…群馬☆
群馬県教委は23日、飲酒運転で物損事故を起こした高崎市立里見小の奥野章彦教
諭(30)を懲戒免職、部活動中に生徒に体罰を加えた中毛地域の県立高校男性教諭
(42)と、東毛地域の町立中学校男性教諭(39)をそれぞれ停職3か月と戒告の懲戒
処分にしたと発表した。処分はいずれも同日付。
発表によると、奥野教諭は4月28日夜、高崎市内の飲食店で行われたPTA関係者と
の歓送迎会でビールと酎ハイを飲酒。自家用車で甘楽町の自宅に帰宅しようとして、
安中市内で物損事故を起こし、安中署に酒気帯び運転で摘発された。奥野教諭は事
故後、県教委の事情聴取に「なぜ車に乗ったか分からない」と説明。記憶をなくすほど
酔っていたとみられる。
高校教諭は、水球部の指導中だった2009年6月〜今年3月21日、それぞれ当時高
校2年の男子部員の顔を平手打ちして鼓膜が破れるけがを負わせるなど、部員8人に
体罰を加えた。
この教諭は、06年にも同様の体罰で減給1か月(10分の1)の懲戒処分を受けており、
今年3月、匿名のメールで指摘を受けた県教委が調査した結果、処分から3年余りで
体罰が復活していたことが判明。教諭は「試合で勝たなければと焦る気持ちがあった」
と釈明しているという。
また、中学教諭はサッカー部の指導中だった4月29日、2年生の男子部員の頬を約1
0回平手打ちした。06年8月、福岡市職員が飲酒運転で幼児3人を死亡させる事故を
起こして以降、県教委では、飲酒運転を原則、懲戒免職とする厳罰化を採用。06年9月
〜07年1月に教諭3人が免職となってから約4年半ぶりに飲酒運転が発覚したことを受
けて、県教委は23日付で、県立学校長と市町村教委教育長に教員の服務規律徹底を
通知した。
(2011年5月24日)
▽ソース:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20110524-OYT8T00769.htm