☆富士通、仮想ラインでムダ省く−人の動き事前に分析するソフト発売☆
[2011年05月25日]
富士通はコンピューター上の仮想空間に生産ラインを作りだし、作業員の動きや工場
レイアウトなどをシミュレーションできるソフトウエア「GP4」を26日に発売する。
生産準備段階で仮想の生産ラインを設定。作業員や設備、製品の動きを数値化して分
析し、ムダのない動きや適切な人員配置ができるように定量的に評価できる。開発元の
レクサー・リサーチ(鳥取市、中村昌弘社長、0857・37・3333)から同ソフトの特許を
取得、独占販売する。自動車部品や電機・精密を中心とする製造業向けに今後3年間
で500社への販売を目指す。
生産ラインの効率化には人のムダな動きを省くことが重要で、事前に検証することが難
しいため生産性向上は現場での試行錯誤による改善活動が主体となっている。GP4は
人、製品、機械の動きをきめ細かく数値化し、工場レイアウトの検討や動線などを事前
に評価・分析できる。
▽ソース:日刊工業新聞
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0220110525aaao.html