市内軽井川の柏崎フロンティアパークで昨年9月に完成した
東芝柏崎工場は4月までに新型2次電池の量産体制に入り、
5月に組み立て作業で有期雇用の40人を募集した。
東日本大震災に伴う夏場の電力不足と節電需要から、
同社は家庭用蓄電池の発売を6月に前倒しし、開発を進めている。
柏崎工場(高橋不二男工場長)は長野県の佐久工場に続き、
繰り返し充電して使えるリチウムイオンの2次電池「SCiB」の
生産拠点。
SCiBは衝撃に強い安全性、5分間で充電できる急速充電性、
低温耐性、6千回以上の充放電ができる長寿命などの特性を持つ。
柏崎では4月までに正社員と有期で30人強の採用を行い、
佐久からの異動と合わせ、従業員約110人。月産50万セル(個)で
電気自動車向けに容量20アンペア時の仕様から量産を始め、
2011年度中に月産100万セル以上に拡大する。
同社は太陽光発電などの定置用蓄電システム、電気自動車向けに
60アンペア時の仕様も開発した。
【柏崎日報】
http://www.kisnet.or.jp/nippo/nippo-2011-05-24-1.html