日本チェーンストア協会が23日発表した4月の全国のスーパー売上高は既存店ベースで
前年同月比1.3%減となり、3月の0.3%増からマイナスに転じた。東日本大震災による
買いだめの反動や販売促進活動の減少、花見の自粛などが影響した。
商品分野別では、食料品が1.5%減と、3月の3.5%増から大幅に下落した。震災後に
特需が発生したコメやカップ麺が反動で売れなくなったほか、昨年は天候不順で高騰した野
菜が反動で安値になっていることが主な要因。野菜に関しては福島第1原発事故による風評
被害も「一因となった」(協会)ほか、水産品は震災による水揚げ不足から不調だった。花見を
自粛する向きがあったことからビールや総菜なども低調だったという。
住関連では新学期による需要で学習机や収納用品が好調だったものの、ソファなど高価格
帯の商品は振るわなかった。節電対応のニーズで、冷感素材などを使用した夏向けの寝具は
動きがよかった。衣料品は気温上昇で夏物衣料が売れ始め、増減率は3月の16.0%減から
4月は2.3%減とマイナス幅は大幅に縮小した。
5月前半については、衣料品や住関連が気温上昇で夏向け商品が売れている一方、食料品
は野菜の安値が続いていることや特売セールの実施やチラシ量が減っていることなどから依然
低調だという。
ソース msn産経ニュース 2011.5.23
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110523/biz11052315240015-n1.htm 依頼がありました。
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