☆中電配電サポート、内部統制強化へ取り組み☆
[2011/05/20]
中部電力のグループ会社で、配電線路の保安伐採交渉業務などを手掛ける中電配電
サポート(名古屋市、市岡紀社長)は、内部統制の強化に向けて動き始めた。決裁手続
きの手引き作成に取り掛かっているほか、内部統制を解説したパンフレットを社員に配
布。担当者が事業所に出向き、説明も行う。中部電力がグループ大で内部統制を強化
する方針を打ち出していることを踏まえ、着実に取り組みを進める。
中電配電サポートは今年2月、本社で内部統制の推進担当者1人を任命するとともに、
決裁制度の整備や内部統制に関するパンフレットを作成することを決めた。
同社ではこれまでも、内部監査や中部電力によるグループ会社の考査、会計士監査など
で定期的なチェックを行ってきた。しかし、日常的なチェックの仕組みはなかったため、新
たな方策を設けて社員に周知することにした。
決裁制度の整備に向けては決裁書類の書き方などをまとめた手引きを作成しており、7月
頃から運用を開始。2月からは書類の審査も強化した。
パンフレットは、内部統制や、内部統制の基礎となる良好な職場の雰囲気について解説した
ものを作成。内部統制の概念だけではなく、社内のコミュニケーションや業務プロセスの重
要性についても触れている。全社員に配布した。
また、内部統制の推進担当者が事業所に出向き、現場の社員の理解が深まるよう説明を行
っている。このほど岡崎支社(愛知県岡崎市)で開かれた説明会では、推進担当者である生
駒淳総務部副部長が、支社長や営業所長らを前に内部統制強化の概要やパンフレットの内
容について説明した。
生駒氏は「コミュニケーションの活性化や業務プロセスの明確化を通して、良い職場づくりに
貢献できればと思っている。職場内で分からないことがあったら聞き合うというような『相互扶
助』の視線に立った内部統制を進めていきたい」と話している。
[2011/05/20]
▽ソース:電気新聞
http://www.shimbun.denki.or.jp/news/local/20110520_01.html