☆アルゼンチン代表のテベス「バティスタ監督は電話をしても出てくれない」☆
マンチェスター・シティに所属するアルゼンチン代表FWカルロス・テベスが、同国代表
のセルヒオ・バティスタ監督からの扱いに不満を示した。
アルゼンチン代表は今後、7月に開催されるコパ・アメリカ(南米選手権)に向けて親善
試合を4試合行うが、すでに25日のパラグアイ戦のメンバーから外れていたテベスは、
18日に発表された6月1日のナイジェリア戦および5日のポーランド戦の招集リストから
も漏れ、本大会への出場の扉はほぼ完全に閉ざされたと見られている。
この状況についてテベスは、自身が招集外となった事実よりも、バティスタ監督から何の
説明も受けていないことを問題視した。
「バティスタ監督から『君はわたしの戦術には合わない』と言われれば、その決断は尊重
する。だが彼は、電話をしても出てくれないんだ。僕を招集する気がないのなら、その旨
を直接伝えてほしかった。今後のためにも、僕は自分のスタンスを明らかにしておきたい」
また、バティスタ監督との疎遠ぶりを明らかにしたテベスは、事実とは異なる報道が流れ
ていることに怒りを露にした。
「ブラジルとの親善試合に0−1で敗れた昨年11月中旬以来、監督とは一度も話をしてい
ない。あの試合に僕が出場しなかったことについて、『テベスがプレーするのを嫌がった』な
どと報じられたのには、正直言って腹が立ったよ。自分はこれまで、代表のユニホームを
着た時は、いつだって国のために心身をささげてきた。誰も僕のことを批判することなどで
きないはずだ」
とはいえテベスは、自身が代表から遠ざかっている背景には、バティスタ監督ではなくアル
ゼンチンサッカー協会の意向がある可能性を仄めかした。
「僕が代表に招集されなくなったのは、自分がはっきりとものを言う人間だからだろう。昨年
のワールドカップ期間中、組織のあまりのひどさを何度か言及していたからね。とはいえ、
僕には代表に混乱をもたらすつもりなど全くない。ましてや、母国開催で勝利が義務付けら
れているコパ・アメリカを前にしてはなおさらだ」
一方、バルセロナのFWリオネル・メッシとの不仲説については一笑に付した。
「メッシとは何の問題もない。彼は天才だ。僕は、アルゼンチン代表は“メッシとその他10人
のチーム”だと思っている。彼が僕を代表から追いやったかのような報道もあるが、僕らは
ちょっと前にも電話で話をしたばかりだ」
[2011年5月20日 11:26 ]
▽ソース:スポーツナビ
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/all/headlines/20110520-00000008-spnavi-socc.html