☆歯周病、善玉コレステロール激減し動脈硬化も☆
歯周病が動脈硬化症を悪化させるメカニズムを、新潟大学大学院医歯学総合研究科
の山崎和久教授(歯周病学)らのグループが解明した。
歯周病の病原菌には、動脈硬化の原因の「悪玉コレステロール」を回収する力を持つ
「善玉コレステロール」を減らす作用があることを突き止めた。世界初の成果といい、米
電子版科学誌「プロスワン」で20日発表する。
マウスを歯周病原細菌に感染させて、正常なマウスと比べたところ、歯周病のマウスは、
血中の善玉コレステロールの量が半減した。また、大動脈の悪玉コレステロール蓄積面
積が、正常のマウスの2・25倍となり、動脈硬化症が著しく悪化することが分かった。
山崎教授は「歯周病の予防・治療が、動脈硬化症対策にも結びつく」としている。
(2011年5月20日07時57分)
▽ソース:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110520-OYT1T00105.htm