☆京友禅で水着 氷見市きときと魚大使のデザイナー 6月に米で発表☆
氷見市きときと魚大使で着物デザイナーの冨田伸明さん(48)=京都市=は18日ま
でに、氷見市内の縫製会社の協力で京友禅を使った水着を制作した。冨田さんらは同
日、市役所に堂故茂市長を訪ね、水着を披露した。着物文化を伝える新作は6月26日
に米国 ・アナハイムのバワーズ美術館で開く着物ショーで発表される。
水着の縫製を請け負う縫製会社「ANC企画」(同市)の福嶋正浩社長(41)が協力 した。
冨田さんは2年前の講演会で福嶋さんと知り合い、着物生地を使った水着の縫製を依頼
した。
水着は表地に絹の京友禅、裏地に化学繊維を使った。福嶋さんは、絹が海水に濡れて縮
むのを目立たなくするため縁に特殊な縫製を施し、フリルを付けた。柄は冨田さんが貝とキ
クモドキをデザインし、15種類の型を重ねて一つの模様を作る「板場友禅」の技法で 染めた。
市役所に訪問したモデルは、成安造形大4年(大津市)の名部綾矢香さん(21)が務 めた。
市役所で冨田さんは、2年後に氷見あいやまガーデンのバラを使った染料で着物を制作する
考えも説明。来月のショーに向け、「着物の文化と氷見の縫製技術の高さを米国で紹介した
い」と意欲をみせた。堂故市長は「成功を期待している」と激励した。
【5月19日02時00分更新】
▽ソース:富山新聞
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/T20110519202.htm ▽画像:堂故市長(左から2人目)に京友禅の水着について説明する冨田さん(同4人目)
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/T20110519202.jpg