☆初の津波想定で熊本市の防災訓練☆
熊本市の防災訓練がきょう行われました。東日本大震災を受け今年は初めて津波を
想定した訓練が取り入れられました。陸上自衛隊や警察、消防、そして防災ボランテ
ィアなど約2200人が参加しました。例年、大雨や地震に対する訓練を実施していま
すが、今回は東日本大震災を受け初めて津波を想定した訓練が行われました。津波
警報発令の想定で消防団員たちが住民を次々と高台に誘導・避難させます。
ところで東日本大震災で、住民に津波の襲来を知らせ、避難の呼び掛けに使われた防
災無線。熊本市ではどのようなシステムになっているのでしょうか。危機管理防災室に
よりますと、津波注意報または警報が出された場合、まず熊本地方気象台から熊本市
消防局に連絡が入ります。次に熊本市消防局が、有明海に面する河内、飽田、天明の
3つの総合支所、それに海に近い西部市民センター管内の住民に防災無線で呼び掛け
る仕組みとなっています。万一、消防局が失われた場合、それぞれの総合支所が呼び
掛けることになるためボタンの横に番号をふり操作の手順をわかりやすくしています。
熊本市危機管理防災室の田中常起次長は「市民の方々が(地震や津波に関する)情報
を受けた時に、まずそれを自分のこととして逃げていただく。そういう意識付けが大きな課
題と思う」と話しています。
[2011-05-18 19:07:47]
▽ソース:TKUテレビ熊本
http://www.tku.co.jp/pc/news/view_news.php?id=23525&mod=3000