☆「デカ盛り」好評 東松山「中華レストランニュー北味」☆
県内のデカ盛り店の中でも「からあげの店」と呼ばれているのが、東松山市松山町の
「中華レストランニュー北味(きたみ)」だ。おかずは一般店の2倍以上、ごはんは大盛
り、麺類も2玉は入っている。立正大学サッカー部がよく利用し、同大OBで元大宮アル
ディージャの安英学選手(現柏レイソル)、同じくOBで俳優の徳重聡さんも通った店だ。
20種類以上ある定食の中で、一番の盛り具合なのが「とりからあげ定食」(850円)だ。
こぶしほどの大きさのからあげが10個ほど積まれ、「おかず大盛り150円増」は約15
個になるという。個数は目分量。はしが進みつつも、普通盛りを完食するのが限界だった。
店主の山崎和正さん(64)は「学生が多くて残さないから(量が)多いとは思わなかったよ。
始めたころからこの量だよ」とあっさり話す。当初は坂戸市に店舗を構えたが、1979年9
月に母校の県立松山高校近くの現在地に移った。
山崎さんは「安君は年中来てたし、徳重君は余計なことを言わない、いい男だったよ」と懐
かしむ。安さんは「ピーマンとり定食」(880円)、徳重さんは野菜炒めの上に焼き肉が乗っ
た「スペシャル定食」(900円)をよく注文し、徳重さんは必ずご飯をお代わりしていたという。
店内には徳重さんだけではなく、俳優渡哲也さんのサインも飾られている。「徳重さんが渡
さんを連れて来て、ここで食べたのか」と興奮して聞いてみた。「渡さんのサインは石原プロ
と関係のある知人がもらってきてくれただけだよ」とのこと。
採算は「お客さんが集まればいいかなって。いないと寂しいじゃん」とまたもあっさり。量ばか
りが注目されるが、山崎さんの「お腹いっぱいにしてあげたいだけなんだけどね」という気持
ちが伝わってくる。店内にはそんな「愛情のデカ盛り」で笑顔になった学生たちの写真や「うま
いっす」と書かれた寄せ書きがいくつも飾られている。
営業は午前11時〜午後2時、午後5時〜同8時。毎週火、水曜は休み。駐車場あり。
[2011年5月19日(木)]
▽ソース:埼玉新聞
http://www.saitama-np.co.jp/news05/19/07.html ▽画像:とりからあげ定食(普通盛り)と店主の山崎和正さん。「笑顔は苦手だよ」と言って、代わりに首をかしげて見せた
http://www.saitama-np.co.jp/news05/19/07.jpg