☆地域防犯に民間力 県警とボランティア連携☆
県警と連携し、ボランティアで防犯活動に取り組む人たちが隊員を務める「セーフティ
ポリス」が誕生し、県警本部で16日、参加する約50人が出席して結団式が行われた。
家出人や不審者、ひき逃げ事件などについての情報を、県警から隊員にメールで伝え、
隊員からは関連情報を送ってもらう。県警と県民、県民同士の連携を強化し、事件解決
につなげるのが狙い。
犯罪や事故の起こりにくい環境作りを目指し、4月から始動している「県警察セーフティ
プロジェクト」の一環。県警のメールマガジン「安全・安心ヨイチメール」が不審者の検挙
に結びついた事例があることなどから、県警が企画。自治会や、交通安全母の会などの
ボランティア団体に参加を呼びかけてきた。
隊員には、メルマガに登録してもらい、受け取った情報に基づいて警察に通報してもらう。
また活動を通じ、隊員同士が緊密に連絡しあうことで、地域での防犯意識が高まることも
期待している。
結団式では、小島隆雄・県警本部長が「社会の規範意識向上と絆の強化が求められてい
る」と激励。隊員を代表して、観音寺市内で通学路の見守り活動を行っている石川義行さ
ん(68)が「犯罪を安易に見過ごさず、少年や高齢者を見守る取り組みに努める」などと宣
言した。
県警生活安全企画課は「従来以上に細かい防犯ネットワークを作ることで、犯罪を起こしに
くい社会をつくりたい」としており、今後、隊員全体で行う見守り活動など組織だった運営も考
えていくという。
(2011年5月17日)
▽ソース:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20110516-OYT8T01169.htm ▽画像:セーフティポリスを代表して決意を述べる石川義行さん(県警本部で)
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20110516-976839-1-L.jpg