臼杵市の臼杵小学校(大戸雄治校長、333人)は13日、大地震に伴う津波を想定した臼杵城跡公園への避難訓練をした。
同校は市中心部の一角にあり、臼杵湾とは目と鼻の先。児童は緊張感を持って訓練に取り組んだ。
休み時間中の発生を想定。教室、運動場、図書室など児童がばらばらな場所から、自分で考えて行動する練習をした。
校内放送設備が使えないことを想定し、避難誘導はハンドマイクと肉声だけで行った。
高台にある同公園までは約1キロ。車いすの児童も含めて13分ほどで全員が避難を終えた。
大戸校長は、学校の一番高い所は約8・5メートルで、10メートルを超える津波が来れば命を守れない可能性について説明。
「いち早く避難し、自分の命は自分で守ることが大切。自然災害に対する事前の備えをしっかりしよう」
と児童に呼び掛けた。
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_13053332331.html