☆Facebookが大手代理店を通じてGoogle批判記事をメディアに依頼? 米報道☆
[2011年05月13日 08時05分]
米Facebookが契約した大手代理店が、米Googleのサービスを批判する記事を書くよう
複数のメディアやブロガーに依頼していたことが、依頼を受けたブロガーが公開したメ
ールなどから明らかになった。米Newsweek傘下のDaily Beastや米USA Todayほか複
数のメディアが5月12日(現地時間)に報道している。
広告代理店からのメールを公開したのは、セキュリティおよびプライバシー研究者で、
オンラインプライバシーに関連するブログを運営しているクリストファー・ソグホイアン氏。
同氏は5月3日にTwitterで「広告代理店がアンチGoogleな記事を私の名前で書きたい
と言ってきた。私には自分でアンチGoogleな記事を書く能力があるよ」とツイートし、米B
urson-Marstellerとのメールのやりとりを公開した。
USA Todayによると、Bursonからの依頼はGoogleのGmailのソーシャル機能「Social Cir
cle」にあるプライバシー侵害の問題に関する記事を書いてほしいというものだった。
この時点ではBursonの依頼主は不明だったが、Daily BeastがFacebookに確認したとこ
ろ、同社がBursonを雇ったことを認めたという。Facebookは、Social CircleはFacebookの
ユーザーデータを不当に利用し、ユーザーのプライバシーを侵害している恐れがあると
主張した。
Bursonは米ニュースメディアPRNewserに対してメールで「Facebookからの依頼は、情報
源を伏せて複数のメディアに情報を提供することだった。だが、どれだけ論理的な証拠の
ある情報であっても、これはわれわれの企業ポリシーに反する行為であり、この契約は拒
否するべきだった」と語った。
この件に関するFacebookあるいはGoogleからの公式の発表はまだない。
Googleは「Google Buzz」をはじめ、さまざまなソーシャル機能を立ち上げることでFacebook
にとっての脅威となりつつある。Googleが3月末に発表したソーシャル機能「+1(プラスワンと
読む)」は、Facebookの「いいね!」ボタンに対抗する機能とみられている。
▽ソース:ITMEDIA
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1105/13/news026.html