☆宮城・牡鹿半島で7センチ隆起も 地理院がGPS観測☆
国土地理院は10日、宮城県・牡鹿半島の石巻市側が、東日本大震災後の2カ月弱で
約7センチ隆起する地殻変動を衛星利用測位システム(GPS)で観測したことを明らか
にした。石巻市は大震災直後、1メートル以上沈降していた。
ほかにも千葉県銚子市で約6センチ、福島県相馬市では約2センチの隆起が認められ
た。
地理院は「大震災の本震震源より陸側のプレート境界の深い部分で、地殻変動が続い
ていることを示す」と説明。この状況が続けば、地盤沈下が元に戻る可能性もあるが、
数十年かかると推定している。
また岩手県山田町は、震災後2カ月弱で約8センチ沈降しているという。
地理院によると、石巻市の隆起は、宮城県沖で4月7日に発生したマグニチュード(M)
7・1の地震に伴う地殻変動(約5センチ隆起)も加わったためとみられる。
岩手県から千葉県にかけて東寄りに動く地殻変動は続いており、震災直後に約5・3メー
トル移動した牡鹿半島はその後の1カ月で約30センチ、4月5日〜5月6日はさらに6・5
センチ東に移動した。
▽ソース:共同通信
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011051001001052.html