日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)は9日、外国人選手と育成選手を除いた選手会に加入する選手の今年度の年俸調査結果(出来高払いを除く)を発表した。
開幕時の支配下選手734人の平均年俸は、4年連続増の3931万円と過去最高を更新した。
1億円以上の選手も80人(10・9%)と過去最多。年齢別では36歳以上の平均が1億2027万円で4年連続の大台超え。
30〜35歳は5・1%増の6207万円と、ベテラン勢が全体を引き上げる形となった。
一方で、24〜29歳は2841万円と2年ぶりに3000万円を割った。
選手会では「ベテラン勢のがんばりで、下の世代のレギュラー獲りが難しくなっている。松坂世代(1980年生まれ)が30代となった影響もある」と見る。
球団別では阪神が5546万円で3年連続トップ。2位は5278万円のソフトバンクで、中日が4年ぶりに3位へ浮上。
支配下に外国人選手の多い巨人は選手に聞き取り調査を始めた1988年以来、初の4位となった。
昨年日本一のロッテは西岡(ツインズ)、小林宏(阪神)らの退団で12・5%減の3129万円となり、順位も7位から10位へと落ちた。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110509/bbl11050917100004-n1.htm