埼玉県寄居町金尾のNPO法人「森林活用研究会こぴす」は、25日に開講する森林作業従事者の育成事業「きこりの学校」の受講生を募集している。
こぴすは、森林を保全し、福祉や教育の場として活用することを目的に2004年に設立された。
今回は、厚生労働省の緊急人材育成支援事業の職業訓練の一環で、ハローワークに求職登録するなど一定の要件を満たすと、
扶養家族のいる受講生は月12万円、それ以外の受講生は月10万円を受給することができるという。
受講期間は5月25日〜11月11日の土日・祝日をのぞく午前9時20分〜午後4時。
最初の2か月は講義が中心で、チェーンソーの構造や取り扱い方、森林整備の方法などを学び、後半は実技の講義で、実際に同町風布地区の森林の木をチェーンソーを使って切断し、整備を行う。
こぴすの高橋昭夫理事長(50)は、「安い外国産の木材が流通していたが、震災の影響で国産の木も必要とされている。講義を受ければ、技術が身につく。震災で被害を受けた人たちも参加可能なので、手に職をつけて、東北で復興してくれるとうれしい」と話している。
募集は13日まで。対象は18歳以上、選考は面接を行う。受講料は無料だが、テキスト代5985円が必要。
http://www.yomiuri.co.jp/job/news/20110509-OYT8T00758.htm?from=navlk